
香港島の中環とビクトリアピークの山頂を結ぶピークトラムは、景勝地であるピークへの足であり、また車窓からも香港の摩天楼を一望できることから、香港の名所のひとつとなっています。
ピークトラムの歴史は古く、開業は1888年。香港ではもっとも古い公共交通です。

麓側の花園道駅の一部が「ピークトラム歴史ギャラリー」となっており、開業当初の復元車両が展示されていました。実車より幅は3分の2程度、車長は半分よりやや短めということです。

ひとつめの途中駅、堅尼地道駅を過ぎるとすぐに側線があり、前代車両が保存されていました。
この車両は1959年に英国メタル・セクション社で製造され、1986年に退役しました。定員は72人だそうで、現在の2両連結120人乗りの車両と比べると定員は約半分です。


山頂駅を降りてすぐ、もう1両の前代車両が保存されています。

車内は観光案内所となっています。



今回平日の昼前に乗車したのですが、駅舎の外まで行列ができており、乗車まで20分ほど待ちました。これは週末の夜などはたいへんな混雑になると思われます。
時間がもったいないので、帰りはバスを利用しましたが、バスの2階席から眺める山下りの道はなかなかスリリングで面白いものでした。
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