保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

アゼルバイジャン2日目です。

今夜の夜行列車で隣国グルジアの首都トビリシに向かいますが、夜まではバクー近郊の見どころを回ってみようと思います。

客待ちをしていたタクシー運転手のおじさんに声を掛けて値段交渉。こちらから最初に言った値段であっさりOKしてくれました。もう少し安めでも大丈夫だったぽいです。

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まずはマサズィル・ギュルという湖。水にヨード成分が含まれるために湖面がピンクに見えるらしいのですが。

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いやー、普通の水の色ですね。日光の当たり方によって色が変化するらしいので、時間が悪かったのかも。

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この湖は良質な塩が取れるそうで、あちこちに塩が積み上げられたり、それをショベルカーで採取していました。

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産油地らしく道中あちこちに油井があり、シーソーのようなポンプがギッコンバッタンと動いていました。

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ヤナル・タグという場所。山の斜面から噴き出す天然ガスによって火が消えずに燃え続けています。

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拝火教(ゾロアスター)寺院。18世紀に商人としてこの地にいたインド人のゾロアスター教徒が建てたそうです。

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地面から自然に火が上がったりするこの土地の光景は、火を神として崇めるゾロアスター教徒の目には聖地として映ったのでしょうね。

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タクシーのおじさん。話聞いているとどうもアブハシアの人のようで、難民なのかな?

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おじさんに誘われてお昼ご飯、チャイと焼いた羊肉をパンで巻いたケバブのようなものを頂きました。ここはおじさんが奢ってくれました。ごちそうさまです。

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物欲しげな猫。一切れだけわけてやりましたが、すぐ店員に棒で叩かれて追い出されました。

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バクーに戻ってきました。丘の上の3棟のビルはバクーのシンボル、「フレームタワー」。国旗を振る人の姿がLEDで再現されて国民の愛国心を駆り立ててます。

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列車の発車まで時間があるので、駅の近くの立ち飲み屋に入ってみました。街中に普通に居酒屋があるとは、イスラムの国なのに酒に寛容なんですね。

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ハシュという羊肉のスープ。かなり煮詰めているのか肉の旨味がよく効いています。

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バクー中央駅にやってきました。
右の列車が一晩お世話になる第38列車トビリシ行。左はロシアへの列車のようです。

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牽引機は連結型。ソ連時代から使っていると見える重厚な車両です。

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客車は多分ロシア製。中国やロシアと同じく女性車掌が1両ごとにいて、客の世話をしてくれます。

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一晩お世話になる寝台。車内は清潔で、エアコンも付いています。

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リネン類は袋入りで車掌が届けてくれました。描かれた列車がどこかで見覚えがある某国の高速列車にしか見えませんけれども。

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シーツにも同じイラストがズラズラと描かれています。かつて世界を震撼せんとした極東アジアの高速列車の影響は南コーカサスまで及んでいるようです。モデルの車両がちょっと古いですけど。

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となりの列車はソ連時代から使っていると見える車両で非冷房のようです。ちょっと乗ってみたかった。

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定刻の20:30に発車。すぐに真っ暗になると思ってましたが、しばらくは遠くに街灯りが見えました。
夜汽車の車窓眺めながらビールをチビチビやるのはいいですね。

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翌朝、出国にあたって持ち出し品とか同行人とかいろいろと記入させられます。わからない英単語もあったので同室のウクライナ人に手伝ってもらいました。すみませんね本当に。
手続きがいろいろ面倒くさいアゼルバイジャンと違って、ジョージア側は入国用紙すら無し、審査官が列車に乗ってきて2、3質問されましたが、すぐスタンプを捺してくれました。

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トビリシに到着。10:45の定刻より1時間ほど遅れました。
機関車がグルジアのものに代っていますが、これもソ連時代の車両かと思います。


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