保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

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場所:和歌山県紀美野町

廃止となった野上電鉄沿線の医院で保存されている車両です。

元は阪神電鉄の701形707号車で、1923年(大正12年)に田中車輌で製造されました。野上電鉄では1960年(昭和35年)から使用され、1994年(平成6年)の廃線直前まで走りました。

野上電鉄の軌間は1,067mmで阪神とは異なるため、野上電鉄手持ちの元南海のボードウィン台車に履き替えています。

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訪問時はちょうど先生がおられ、車内にも入れて頂きました。

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廃止当時のポスターや中吊りもそのまま残されています。

野上電鉄は1973年(昭和48年)にいったん廃線が決定したものの、同年末に地方鉄道軌道整備法による補助金の交付が決定したことで、いったん廃線を免れました。しかし、1992年(平成4年)に補助金交付基準の厳格化により当時の運輸省が補助金の打ち切りを通告。そのため1994年(平成6年)に全線が廃止、同時にバス部門を含む会社自体を清算することとなりました。

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先生のお話では「車両の引き取りにあたっては、スクラップにするにも費用が掛かるということで、車両費は無料。ただし運送費や設置費に200万ほどかかった」ということです。

見学については「普段は柵に鍵を閉めており、見学は外からでお願いする。ただ、私が立ち合えるタイミングであれば車内見学も可能」とのことです。

参考資料:RM LIBRARY166 野上電気鉄道、海南町史
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