場所:香川県丸亀市蓬莱町56-1
交通:丸亀駅から徒歩15分
見学:外観のみ
丸亀市のロードサイド型商業施設に保存されている車両です。
大阪の阪堺電気軌道で使用されていた車両で、1972年(昭和2年)に川崎造船で製造されました。モ151形の160号として新製されましたが、後にほぼ同型であるモ161形に編入されて175号となりました。
露天ではありますが、美しい状態が保たれています。しかし前照灯が少し下に付け直されているため、顔立ちにやや違和感があります。
大型のファーストフード店が建ち並ぶ中にポツンと置かれています。
かつては持ち帰り専門の食べ物屋(揚げパン屋さん)として使っていたそうですが、現在空き店舗状態となっています。
揚げパン屋さんだった頃の看板はそのまま残されています。窓をひとつ外して渡し口としていたようです。
窓の隙間から中を覗きます。
厨房や接客用設備がそのまま残されています。大阪からはるばる四国まで運んで設備も揃えたのに、活用されていないのは勿体無いですね。
車両が置かれた線路は長めに用意されていて、あと2両くらい置けそうです。香川県唯一の併用軌道でしょうか。
前回2015年に訪問した時の写真です。
この時もすでに空き店舗となっており、雨樋が割れていたり、現在よりも少し荒れ気味でした。しかし有志の方の手で補修され、現在のような状態に復元されたようです。(前回記事にコメントをいただきました)
※再訪に伴い、2015年4月に公開した記事を一部修正の上、再公開しました。
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