場所：岡山県倉敷市大畠1666-2
交通：児島駅から下電バス下津井循環線とこはい号で「下電ホテル前」下車
見学：外観のみ

瀬戸内海に突き出した景勝地、鷲羽山のホテルに保存されている車両です。下津井電鉄で使用されていた電車と貨車で、ホテル前の県道沿いに保存されています。

2両とも廃線以来下津井駅跡で保存されてきましたが、ホテルが実施したクラウドファンディングで募った資金によって、2017年9月に移設されました。
2両ともいまのところ特に活用されていませんが、ホテルの方のお話では「いずれカフェとすることを考えている」ということです。


クハ24。
1961年(昭和36年)にナニワ車両で製造されました。モハ103号(下津井駅跡で保存)と2両ひと組で運転され、全線廃止まで主力として活躍しました。



車内はナローゲージらしく狭めですが、内装は国鉄の通勤電車のようでシンプルです。


クハなので床下はほとんど機器がありません。車両が小さいせいかブレーキシリンダが大きく見えます。


ホカフ9。車掌室つきの木造有蓋貨車で、空気ブレーキは無いようですが、車掌室内に手ブレーキが備わるそうです。