保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

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場所:福島県喜多方市熱塩加納町熱塩字前田丁602-2
交通:喜多方駅から車で20分。路線バスは廃止されたということです。
見学:9時~16時。入口が鎖錠されている場合、管理人さんに連絡すれば開けてもらえるようです(連絡先は現地に掲示されています)

会津盆地の北端にあったローカル線、日中線の終着熱塩駅跡を利用した記念館です。瀟洒な駅舎と共に2両の車両が保存されています。

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オハフ61-2752。
60系は終戦直後の車両不足のなかでも木造車を淘汰する必要から、従来車両の台枠や台車等を再利用して鋼製車体を新製した系列です。1950年代からは側窓を1mに拡大したことで61系となりました。この車両は後年の電気暖房取り付けで2000番台となっています。
屋根付きで美しい状態で保存されています。

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車内も管理が行き届いています。狭い席幅や木製の背もたれなど、接客設備は低めに抑えられています。ほぼ同時期に製造された完全新製のスハ43などとは相当の違いがあります。

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単線用ラッセル除雪車のキ100形キ287号車です。キ100形は戦前から国鉄末期、一部はJR化後まで全国で長く使用されました。

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この車両も車内を公開しています。除雪用の羽根の動力用に大きな空気タンクがあります。

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除雪用羽根の操作ハンドル。

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■南東北縦貫線を目指した日中線■
元々日中線は、日光線の今市から奥羽線の米沢を結ぶ南東北の縦貫路線「野岩羽線」の一部として建設された路線で、昭和13年に開業しました。路線名は熱塩より4kmほど北の日中集落に由来します。

しかし、熱塩から先の山形県側へ延伸されることはなく喜多方~熱塩間を結ぶのみの赤字ローカル線に終始することとなり、国鉄再建法による特定地方交通線の第1次廃止対象路線として1984年に廃止されています。

一方、日中線と同じ「野岩羽線」となるべく開業した会津線は、日中線廃止2年後の1986年には東武鬼怒川線と結ばれて東京からの直通列車も走るようになり、まったく対照的な結末となりました。

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