保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

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場所:愛知県日進市浅田町笹原30
交通:赤池駅下車徒歩7分
見学:10時~16時。水曜休館。無料。

名古屋市交通局の博物館「レトロでんしゃ館」の保存車両を紹介します。

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地下鉄東山線で使用された100形の107号と108号です。 

名古屋で最初の地下鉄である名古屋~栄町(当時は栄)間の開業用として、昭和32年に製造されました。

騒音低減や軽量化のため、床下まで一体となったボディマウント構造や弾性車輪が採用され、トンネル内でも目立つようにと車体色は黄色となっています。

100形は昭和63年にすべて引退しましたが、この2両のみ廃車後も藤が丘工場で保管されていました。

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2両とも車内にも入ることができます。小さめの車両ですが、網棚を省略、大きな窓、浅い背もたれなど、狭さを感じさせない工夫がされています。

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運転台も見学できます。運転席左側の縦に並んだ表示灯や金属製のブレーキ弁ハンドルなど、丸ノ内線300形と似ていると思います。

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こちらは108号。立派なホームがあり、本物の駅のようです。

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信号機が解説付きで設置されています。東山線は平成16年のATC化まで名古屋市営では唯一色灯式信号機が使われる路線でした。

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107号の台車まわりでは第三軌条集電方式や打ち子式ATSの解説がされています。

"打ち子式"は線路横に停止信号と連動して立ち上がった「打ち子」に電車の台車に付けられたブレーキ管につながるスイッチに触れることで電車を強制的に停止させる方式で、銀座線や丸ノ内線など初期の地下鉄によく見られたシステムでした。 

東山線は全国でいちばん遅くまで"打ち子式"が残った路線でしたが、ATC化で姿を消しました。

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1400型1421号です。

1400型は昭和12年に名古屋で開催された「汎太平洋平和博覧会」の観客輸送を目的に昭和11年に登場した形式で、この車両は昭和13年製です。名古屋市電の主力として市電廃止まで活躍しました。

この車両は引退後ダイエー上飯田店に保存されていましたが、レトロでんしゃ館の開館を前に交通局に里帰りし、整備されました。ワンマンカーに改造された引退直前の姿が再現されています。

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戦前の車両らしく、内装は木材を多用しています。 

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3000型3003号。


戦時中の昭和19年に製造された車両です。当時の名古屋は多くの軍需産業を抱えていたため通勤者が増えており、これを捌くため連節構造となっています。当時は物資統制下でしたが、特に資材の供給を受けて製造されました。 

この3003号車は昭和45年まで使用され、引退後は名古屋市科学館に保存されていました。

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2000型2017号です。


2000型は名古屋市電最後の新形式で、1800型に始まる「無音電車」の最終版です。ゴムを挿入した「弾性車輪」や床下機器を覆うスカートによって騒音対策がされているのが特徴です。

また、直角カルダン駆動、間接式多段制御、ドラムブレーキなど、当時の新技術が多く取り入れられています。


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内装は明るく、現代の車両と遜色ありません。

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マスコン部以外は一体パネルとなってすっきりした印象。マスコンは操作しやすい間接制御式です。

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ゴム入り車輪とはどんなものかと思いましたが、スカートは線路ギリギリまで延びていて、床下機器はまったく観察できません。

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そのためか、車輪の展示がありました。たしかに黒いゴムが見えます。

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電動貨車2号のフロント部分です。東山動物園に保存されていましたが、残念ながら前頭部以外は解体されました。

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こちらは模型ですが、1200型です。昭和2年に登場した大型車で、当初はBLA形(Bogie Low-floor A type)と呼ばれました。名古屋に現存車はありませんが、豊橋鉄道に譲渡された1両が豊橋市こども未来館に保存されています。

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なかなか立派なジオラマもあります。

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テレビ塔に基幹バス。

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走りませんが、リニモ。

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ガイドウェイバスも。ちょっとバスが旧型な気がしますが。。



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