保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

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場所:兵庫県姫路市西延末440
交通:手柄駅から徒歩10分。姫路駅から神姫バス95、96、97系統で「姫路市文化センター前」下車徒歩5分。
見学:9時~17時。火曜と年末年始休館。無料。

かつて姫路市が運営していたモノレールの手柄山駅跡て保存されている車両です。

路線廃止後も終点の手柄山駅には駅ホームや4両の電車がそのまま残されていましたが立入禁止の場所であり、目にすることはできない幻といえる存在でした。
しかしホームに並行して設置されていた検修線部分を水族館へ改装するのに合わせて車両、駅についても整備され、平成23年より「手柄山交流ステーション・モノレール展示室」として公開が開始されました。

なお、車両は両運転台の200形2両と片運転台の100形2両の全4両がありましたが、保存されたのは200形2両で、100形2両については再公開前に解体処分されています。

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201号です。製造は川崎航空機で、航空機の設計を応用したアルミ合金製のセミ・モノコック車体となっています。

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201号は車内も開放されています。大きな窓とボックス席が備わった観光路線らしい内装です。

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車内にはテレビが置かれており、モノレールが現役当時の貴重な映像が見れます。

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もう1両の202号車。こちらは車内公開はしていません。

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駅名票や古い広告看板なども残されています。ちょっときれいすぎるように見えるのですが、もしかしたら復元でしょうか。

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車両部品の展示。解体された100形のものと思われます。すでに現役では使用されていないロッキード式のシステムをじっくり見れるのは有難いことです。

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立体感のある手柄山のジオラマです。モノレールがゆっくり往復しています。

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こちらは航空写真の上に造られたモノレール全線のジオラマ、車両のサイズはHOくらいの大きさです。大将軍駅や手柄山駅もよく作り込まれています。

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ホームの下は水族館の入口になっていて、車両の床下が観察できました。普通鉄道用のレールが使われていることがわかります。

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モノレール展示室を出ると軌道桁と台車が展示されています。
後ろの出入り口となっている部分がホームからの引き上げ線の跡で、となりのカマボコ形の壁は検修線の跡です。
入出庫の際、車両はいったんこの付近まで引き上げてから転てつ器を渡って折り返していたそうです。

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こちらはモノレール展示室の正面入口。建物中央の大きな出入り口からはかつてモノレールが出入りしていました。

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モノレールの橋脚や軌道は廃線後も多くが放置されたままになっていましたが、かなり撤去が進められたようで、残りは少なくなっていました。有名な大将軍駅もすでに更地となっています。
一方姫路駅前にはビルと一体の橋脚が一部残っています。しかしビル自体がかなり古く、長くはもたない気がします。

▪️姫路市営モノレール
姫路駅前から手柄山間のわずか2km弱を結んでいた路線で、昭和41年に開業しました。

コンクリート製の桁と普通鉄道用のレールや鉄の車輪が使用される「ロッキード式」、が採用されたことが特徴です。小田急の向ヶ丘遊園線との2路線のみに採用されたシステムでした。

将来的には市内各地に路線網を伸ばす計画だったようですが、残念ながらたいした観光地でもない手柄山公園までの短い路線では利用客は少なく、毎年の赤字で市の財政を圧迫することとなり、延伸もままならなくなりました。

さらに、モノレール反対派の市長に交代したことや、ロッキード社がモノレール事業から撤退したため保守部品の入手が困難になることが予想されたこともあり、昭和49年に営業休止、昭和54年には正式に廃止となりました。
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