場所:愛知県豊田市平芝町4-9
交通:名鉄・愛環梅坪両駅から徒歩15分。また豊田市駅からおいでんバス藤岡行で「平芝坂の上公園」下車。
見学:柵越し
豊田市の元交通公園に保存されている車両です。
D51-849です。
昭和18年の製造以来ほとんどの時期を中京圏で過ごし、最後は中津川機関区で昭和47年に廃車。中央西線のSL最終旅客列車の牽引機です。
"準戦時型"と呼ばれるタイプのD51で、ケーシングを省略した凸型のテンダが特徴です。
平成22年の交通公園の閉鎖・移転によっていったん非公開となり、維持費もかかるため市としては解体も検討したそうですが、安城市のC12保存会メンバーや地域住民が手入れをしていくことで存続させることとなりました。
名古屋市電の1814号車。
1800形は昭和28年から製造された形式で、間接制御、発電ブレーキ、オイルダンパ付き台車など当時の新技術が多く採用されました。また、騒音を抑えるために弾性車輪が採用されたため「無音電車」と呼ばれました。
この1814号車は愛知富士産業(現輸送機工業)で製造され、昭和45年に廃車になりました。
交通公園時代は2両とも車内も公開していたそうですが、現在柵越しでの見学となります。
また、交通公園閉園からしばらくは手入れがされなかったため、2両ともすこし色あせていますが、今後安城市のC12保存会や地元有志の手により修繕がおこなわれる予定だということです。
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