保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

名称未設定アート 3
「青春18きっぷ」1回分をフルに活用してみたいと思って、金曜の夜に夜行列車「ムーンライトながら」で一気に名古屋へ、翌土曜の朝から寄り道をしながら当日のうちに東京へ帰るという、ほぼ日帰りの旅行をしてみました。
青春18きっぷについての詳細

nagara-map
こんな行程で動きました。行きは「ながら」号で東海道線を下り、帰りは中央線で東京へ向かう、ほぼ一筆書きのルートです。

◆快速「ムーンライトながら」で名古屋へ
■東京23:10→名古屋5:19

010
まずは快速「ムーンライトながら」号に乗ります。「ムーンライトながら」は今や国内では数少なくなった夜行列車で、東京から岐阜県の大垣までを結んでいます。東海道を夜のうちに移動できるため、18きっぷ利用者など費用を抑えたい旅行者に重宝される存在です。

☆これより、少しばかり「ながら」号の解説をいたします。「知ってるよ」という方は飛ばしてください。

「ながら」号の特徴を挙げますと
●臨時列車である
(→春、夏、冬の青春18きっぷ利用期間内のうち一部期間だけ運転)
●全車指定席
(→人気列車のため、指定券の入手が難しい)
●「18きっぷ」で利用する場合、0時を過ぎて最初に停まる駅までは別に乗車券が必要
(→今回乗った大垣行の場合は小田原まで)
という感じです。

「ながら」号の指定券はかなり取りづらいので、えきねっとの事前受付サービスを利用したり、それでもダメならJRサイバーステーションや駅の指定席券売機でこまめにチェックするとよいかと思います。
経験上、運転日の2日前から当日にかけてキャンセルが出ることが多いように感じます。
("乗るかわからないが、とりあえず押さえておく"という人が多いことと、運転日の前日から払戻手数料が高くなることが関係していると思われます)

BlogPaint
電光表示には珍しい「満席」の表示。通勤電車ばかりが発着する在来線のホームですが、遠い行先の表示や放送があると「旅に出るぞ」という気分になります。

BlogPaint
「ながら」号に使われる車両は特急「踊り子」号や「湘南ライナー」と同じ185系というタイプです。国鉄時代から使われている比較的古い車両ですが、特急用なので座席はリクライニングシートで、快速のわりにはグレード高めです。

さらに、車内での一晩を快適に過ごすために、こんなものがあるとよいかと思います。 
●アイマスク
(→室内灯は一晩中明るいままなので、明るいと寝れない方は)
●モバイルバッテリー
(→座席にコンセントはありません)
●洗面用具
(→洗面所がすべての車両にあります。朝は洗顔と歯磨きをしてさっぱりしたいですね)

BlogPaint
今回は小田原までは普通の乗車券を購入しました。
昼は18きっぷで出掛けて、そのまま「ながら」に乗って小田原までの分にするのも良いと思いますし、さらに節約するために小田原までは小田急を利用する人もいるようです(新宿から890円)。

016
 翌朝の5:19、名古屋に到着しました。夜行に乗るときは寝付けないことが多いのですが、今回は缶チューハイを数本飲むとすぐ眠ってしまったので、気持ちの良い目覚めです。

◆柳橋中央市場で朝食
BlogPaint
名古屋駅から歩いて10分ほどの「柳橋中央市場」へやってきました。

097
朝早くから賑やかな声が響いています。

094
その市場の中に早朝から営業している食堂がいくつかあります。最初はこの「さらしな」できしめんを頂くつもりでしたが、それほど腹が減ってなかったので。

095
正面にある「まさ」というお店でおにぎりと豚汁を頂きました。

096
豚汁は名古屋らしく赤だし仕立て。濃厚な味でうまいです。

◆名古屋から30分の秘境駅「定光寺」
■名古屋6:12→定光寺6:46
100
名古屋に着いたばかりですが、中央線で東京方面へ向かいます。最初は6:12発の中津川行に乗車。

103
約30分乗車して、定光寺で降りてみました。名古屋近郊にありながら"秘境駅"の風情がある駅です。

104
中央線は高蔵寺から多治見にかけて渓谷を走りますが、定光寺はそのなかにある無人駅です。
川の音だけが聞こえる静かなホームに立っていると、ついさっきまで名古屋の都会にいたことを忘れそうです。

105
駅を出て川を渡る橋の上に来てみました。駅を外から見るとこんな感じ。崖に張り付くようなすごい構造です。
一応車でも行けるうえに駅の周りに民家が何軒かあるので、厳密には秘境駅とは言えないかもしれませんが、それでも名古屋への通勤圏にあるとは思えない駅です。

106
線路沿いには巨大な廃旅館。2003年に倒産した「千歳楼」という旅館で、地元では有名な心霊スポットだそうで…。

◆多治見の街を散策
■定光寺7:05→多治見7:13
110
定光寺から2つめの多治見で下車しました。多治見は古くから窯業で栄えた街で、市街地には昔ながらの町並みが多く残っていると聞きました。

112
土岐川の橋を渡って市街地へ。

113
橋を渡りきったところは広小路商店街の入口となっていました。このあたりを散歩してみたいと思います。

114
渋い構えの写真館と「玉突」の看板が珍しいビリヤード屋さん。
 
115
モダンな銭湯がありました。残念ながらすでに廃業したようですが、かつてはセトモノ工場の労働者で賑わっていたのでしょうね。

116

118
商店街から路地に入ってみるとスナック通りでした。廃業した店も多そうですが、今でも夜は男たちがハメを外しに来るのでしょうか。

120
さらに進むと立派なアーケードがある「銀座商店街」がありました。しかし朝早いからか寂れてしまったのか、ほとんどの店がシャッターを下しています。

121
ずらりと並ぶレトロな看板。昭和にタイムスリップしたようです。

122
少し進むと一軒だけすでに開いている喫茶店がありました。

123
食事メニューもいろいろあるようで、中でも右の写真の鮭とホタテの定食が気になりました。昔からやってる風の構えも良いし、朝食がまだだったら絶対入っていたのに…    

124
さらに先に和風建築の古い商家がありました。アーケード商店街にこのような建築があるのは珍しいですね。

◆中津川の宿場町を散策
■多治見8:28→中津川9:06
143
続いて中津川で下車しました。木曽路の谷口にあたる街で、この先は列車の本数がぐっと少なくなります。中央線は恵那から下諏訪までは旧中山道に沿う区間で、元は宿場町だった中津川には古い町並みが残っていると聞きました。

134
谷口の街らしく、途中水路を多く見かけました。インスタ映えしそうなアサガオ。

137
駅から10分ほどで街並みが保存されている場所に着きました。これはいいとこですね。

135
保存されている区画はそう長くありませんが、それでもなかなかの見応えです。

138
ほとんどの商家に富の象徴である「うだつ」があり、お互い張り合うような恰好です。

139
外観は昔風でも、中は普通にきれいで新しいお店もあったりします。こういうのも面白いですね。

145
駅に戻ってきました。ちょっと空腹になってきたので、駅の立ちそば「根の上そば」で腹ごしらえをしておきました。

■中津川10:00→塩尻11:50
148
中津川10時発の松本行に乗車。中津川から塩尻間は普通列車が2時間に1本くらいしかないので、中央線経由で旅をする時にはいつもネックになります。今回もこの列車を軸に行程を組みました。

BlogPaint
車両はJR東日本の車両で、車内はロングシート。景色を見るには適していません。中津川~松本間の普通列車はほとんどがJR東海の車両で、こちらはクロスシートなのですが、一部東日本所属のロングシート車両を使う列車があります。この日は土曜だったので18きっぷ旅行者が多いのか、かなり混雑しています。

151
中津川を出ると木曽路に入り、峡谷をカーブしながら進みます。深緑が目に鮮やかですね。

152
大桑の駅前に積み揚げられていた丸太。やっぱりヒノキでしょうか。

153
狭い谷を国道19号や旧中山道と寄り添いながら進みます。こちらは旧宿場の須原の集落。

154
上松に着く直前に一瞬だけ見える「寝覚の床」。花崗岩の浸食でできた自然地形だそうで、四角い箱を並べたような景観です。

◆下諏訪で温泉の共同浴場へ
■塩尻11:58→下諏訪12:30
159
塩尻ではすぐに乗り換えて、諏訪湖のほとり「下諏訪」で下車。となりの上諏訪とともに温泉地として有名な土地ですね。駅の近くにも何軒か共同浴場があって、温泉を気軽に楽しめるそうです。

160
駅から7、8分ほどの「菅野温泉」へ来てみました。奥まった場所に隠れるようにある浴場です。

161
木製の番台が渋くていいですね。脱衣所に大きな体重計や大きな鏡があったりと、温泉というより銭湯という感じで、お客さんも地元の方が多そうでした。無色透明のサラッとしたお湯でさっぱりです。これで入浴料は230円ですから近所の人が羨ましいですね。

162
山に向けて登りに入る旧中山道。中央線は下諏訪で中山道とは別れ、代って甲州街道沿いのルートを辿ります。

■下諏訪13:14→小淵沢14:00
164
青柳、すずらんの里、富士見と降りてみたいような駅が続きます。このあたりは電車の本数が少ないので眺めるだけにしましたが。

165
高原の気持ちいい景色が続きます。

■小淵沢14:07→甲府14:45
BlogPaint
中津川からずっと同じ車両(211系)が続いていますが、小淵沢からはボックス席もあるタイプでした。

◆甲府でご当地グルメ
172
山梨県の中心地、甲府で下車。名古屋を出てから久々の大きな街です。

177
176
南口を出て繁華街を少し散策しました。いい感じの商店街があったりスナック街があったり、歩いてて楽しい街です。

174
お昼も過ぎてお腹が空いてきたので、ご当地の食べ物をいくつか頂こうと思います。まずは「ほうとう」のお店、駅前の「小作」に入ります。小作は山梨県内に数店ある「ほうとうチェーン」です。

173
この日はかなり暑かったので、"つけ汁ほうとう"というべき「おざら」を頼みました。普通のほうとうよりも細めの麺で、きしめんに近い感じです。冷たい麺を少ししょっぱめのつゆに漬けてすすると、ほどよい味とつるっとした喉ごしが後を引きます。

180
続いて、小作のすぐ近くの「いらっしゃい」という居酒屋に入ってみました。
平日は昼から、土日も15時から開いているうえに駅から近いので、旅行中にも寄りやすいお店です。   
    
179
こちらではブーチューと、甲府名物の鳥モツ煮を頂きました。
ブーチューはワインの焼酎割りで、戦後ワインが貴重品だった時代に考えられた飲み方だとか。焼酎の方がワインの倍くらい入ってるでしょうか。1杯でチャンポンしてるようなもので、かなり効きますね。

178
店内はほとんどがカウンター席で、早い時間のせいかおじさんの一人客ばかりです。男の一人旅にはこういう店が有難いですね。気さくなお店のおばさんも良いです。

184
こちらは、全てのネタにズメ(甘ダレ)が塗られた甲府独特の「かいじ寿司」です。これは帰りの列車でおつまみ兼夕飯にします。
甲府駅北口から徒歩10分ほどの「スーパーオギノ朝日店」まで買いに行きましたが、駅前の「山交百貨店」の地下食品売り場でも売っていました。

◆快速「ビューやまなし」号で新宿へ
■甲府16:48→新宿18:55    
BlogPaint
最後にホリデー快速「ビューやまなし」号に乗車。中央線の新宿~小淵沢間で冬を除く土休日に1日1往復運転される臨時快速です。

BlogPaint
「ビューやまなし」号は、ほとんどの車両が2階建て(1号車と10号車は1階のない"2階だけ"車両)の215系というタイプ。東海道線の「湘南ライナー」とこの「ビューやまなし」でしか乗れないレアな車両です。

185
今回は2階席の指定券を取っておきました。窓が大きくて景色が良く見えます。
この列車、特急券なしで長い距離を移動できるせいか人気なようで、今回は運転3日前の時点で2階の指定席は残り3席。当日自由席も見てみましたが、甲府からはほぼ満席になったようでした。

BlogPaint
18:55、新宿に到着。東京に帰ってきました。
中央線を全線乗るには新宿~東京間が残っていますが、新宿で降りたほうが自宅に近いもので…。

今回は夜行列車を降りたその足で1日中動き回ったので、少し眠気が残っています。しかし早い時間に東京に帰って来れたので、次の日に疲れが残るようなことはありませんでした。
また、かかったお金は18きっぷ1回分を含めても8,000~9,000円くらいで、あちこち行けたわりにはかなりおトクに1日を過ごせたように思います。
甲府に着いてから飲み食いし過ぎたので、お腹が苦しいですけど…。

◆今回の行程
①東京23:10→名古屋5:19※臨時快速「ムーンライトながら」
②名古屋6:12→定光寺6:46
③定光寺7:05→多治見7:13
④多治見8:28→中津川9:06
⑤中津川10:00→塩尻11:50
⑥塩尻11:58→下諏訪12:30
⑦下諏訪13:14→小淵沢14:00
⑧小淵沢14:07→甲府14:45
⑨甲府16:48→新宿18:55※臨時ホリデー快速「ビューやまなし」
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット