保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

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場所:静岡県藤枝市若王子500
交通:しずてつジャストライン中部国道線(新静岡・静岡駅~藤枝駅)で「蓮花寺公園入口」下車、徒歩10分。
見学:柵越し

藤枝駅から北へ3kmほどの郷土博物館に保存されている車両です。

この車両はかつて藤枝の中心部の大手駅から吉田、相良、浜岡を経て袋井までを結んでいた駿遠線で使用されていたものです。駿遠線は全長60kmを超える国内最長の軽便鉄道として知られましたが、昭和30年代から部分廃止が始まり、最後まで残った新藤枝~大井川間も昭和45年に廃止されています。

この車両はSLながら戦後の昭和23年の製造です。
駿遠線の無煙化は昭和初期から進められましたが、戦争の長期化で燃料のガソリンが入手困難になったことで再度蒸気機関車が採用されるようになりました。
しかし終戦直後の混乱期が終わるとほどなくディーゼル化となり、この車両も昭和27年には早くも運行を終了しました。

郷土資料館内では駿遠線関連の展示にかなりのスペースが割かれており、30分弱の映像(駿遠線の現役当時の様子と廃線跡巡り)や大手駅の1/80のジオラマなどが展示されています。

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こちらは郷土博物館出口にあった151系の「顔ハメ」。
昭和34年7月に島田~藤枝間で行われた高速試験では163km/hを記録。これは当時の狭軌鉄道世界最高速記録でした。


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