保存車とB級鉄道

ようこそいらっしゃいました。当ブログでは保存車や鉄道をフィーチャーしたマイナースポットを紹介していきたいと思います。 てっぱくやリニア館、SLみなかみ号などのメジャーどころについては他をあたってください。

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場所:岐阜県美濃市広岡町2926-1
交通:美濃市駅から徒歩5分。岐阜から路線バス、名古屋から高速バスあり
見学:9時~17時(10月~3月は16:30まで)、火曜と年末年始休館。

かつての美濃町線の終点、美濃駅跡に保存されている車両です。
美濃駅は平成11年の新関~美濃間廃止によって廃駅となりましたが、大正12建築の駅舎に歴史的価値があることから美濃市によって保存されることとなり、修繕・改修・保存車搬入のうえ、平成12年に「旧名鉄美濃駅」として再オープンしました。
車両は当初モ601とモ512が、後にモ593とモ876が追加され、現在4両が保存されています。

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モ512。大正15年の登場から平成まで70年以上現役だった名車です。
晩年は揖斐・谷汲線と岐阜市内線の直通に使用されていましたが、昭和のはじめから昭和42年に黒野に転出するまでは美濃町線で使われていました。

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車内は優等列車用らしく転換クロスシートでしたが、全て撤去されています。

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この車両は元は直接制御式でしたが、揖斐線へ転属の際に間接制御式に改造されました。マスコンは英国ウェスチング・ハウス社製。改造されたのは昭和42年ですから、他の車両からの流用品と思われます。

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モ601。昭和45年の田神線開業と各務ヶ原線への乗り入れ用に製造された車両で、軌道線の600Vと鉄道線の1500V、ふたつの架線電圧に対応できる「複電圧車」です。
全部で6両が造られ、1両が平成17年の600V線区全廃まで残りましたが、この車両は平成12年に廃車となりました。

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こちらも座席は撤去されています。
モ600形も登場当初は急行運用があったため、転換クロスシートが備わっていました。

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モ593。昭和32年に岐阜市内線用として登場した車両です。
昭和42年に岐阜市内線が揖斐線と直通運転を開始すると市内線内を往復する運用が減少したため、美濃町線に転属してきました。複電圧車ではなく各務ヶ原線に入れないことから運用が限られ、昭和56年には早くも運用を外れる車両もありましたが、3両が平成17年の600V線区全廃まで残りました。
最後まで残った3両のうちこの車両以外の2両は冷房付きだったことから土佐電鉄(現とさでん交通)に譲渡され、現在も運行されています。

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車内は現役時のままです。廃止当時の美濃駅に発着する列車には基本的にモ590形が使用されていました。

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モ875。元は札幌市電のA830形のA841号です。札幌市電の路線縮小によって名鉄に譲渡され、平成17年の600V線区全廃まで運用されました。前頭部のみがホーム上に設置されています。

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こちらは駅舎内にある段ボール製のモ512。よく出来ていますし車内に入ることも出来ます。頑丈に出来ていますね。

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大正12年築の駅舎は国指定登録文化財。まるで現役の駅舎のようで、今にも電車がやってきそうな気がします。


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駅を出るとすぐに線路跡は県道となります。良く保存されている駅とは対照的に駅を出たとたんに鉄道の面影は消え失せてしまいます。

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