保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

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場所:千葉県松戸市紙敷1377
交通:東松戸駅、または秋山駅から徒歩約15分(秋山の方が若干近いですが、東松戸の方が道順はわかりやすいです)
営業:金・土・日・祝の10時~16時に開館。300円(高校生以下無料)。

松戸市の住宅地にある「昭和の杜」は、建設会社の社長が長年収集したコレクションを展示する私設の博物館で、クラシックカーや飛行機、船舶、戦艦の模型などが所狭しと陳列されていて、個人でよくここまで集めたな…と呆れたり感心したりしますが、展示物の中に4両の鉄道車両も含まれています。

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流山線で使用されていたクモハ2006、西武701系のモハにクハの運転台を接合した車両です。

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車内も公開されています。西武ファンにとっては懐かしい茶色っぽい内装です。

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運転台。運転席に座ってみるととても視野が広いなと思います。

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半分に切られて輸送し、到着後再び接合されたようです。
1両をそのまま運ぶよりも半分ずつ運んだ方が輸送費と設置費が大幅に節約できると聞いたことがあります。ただ、この施設は入口の道がとても狭いのでそれが理由かもしれませんが。

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銚子電鉄のデハ1001号、地下鉄銀座線の2000形にもう1両の同型車の運転台を接合して両運転台にした車両です。
同じ銀座線の2代目1500形や日比谷線3000系の機器やパンタ、富士急から譲受した台車が使用されています。

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座席はハドソンのゲーム「桃太郎電鉄」の柄です。この車両は銀座線時代の塗装に復元される前は「桃鉄」の広告電車でした。

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整理券が入ったまま…。

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末期はイベント用として銀座線時代を模した方向幕が用意されました。

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床下機器はほとんど無く、車体真ん中に「支え」があります。この車両も半分に切られて運ばれたので、接合されたとはいえ強度が不安なのでしょうか。

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日立電鉄のモハ1003号、元は小田急が開業時用に用意した1形電車です。車体だけで半分にカットされた状態です。

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ヨ5000形のヨ13712。

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車体の車号表記が消され、その代わりか何故か台枠に書かれています。

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都電で使われていたという敷石。転てつ器標識などの鉄道部品も無造作に置かれています。

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鉄道車両以外にもいろんな展示があります。こちらはズラリと並んだクラシックカー。当方クルマには詳しくないので価値のほどはわかりませんが、その手のマニアにとっては垂涎ものなのでしょうか。

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本館内には昭和の街並みを再現したスペースがあったり。

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と思ったら戦艦の模型が展示されたコーナーが現れたりします。
コーナーごとにある程度ひとつのテーマに沿った展示で揃えられていますが、それぞれの関連性が薄く、博物館全体のコンセプトがいまいち見えない施設です。
しかし品数としては個人のコレクションとは思えぬボリュームですし、乗り物関係が特に多いので、鉄道に限らず乗り物好きの方にとっては見応えのある博物館だと思います。

「昭和の杜」については「千葉B級スポット」さんが詳しくレポートされていますので、よければ合わせてご覧ください。私の好きなサイトです。

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