保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

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場所:北海道苫小牧市王子町3
行き方:苫小牧駅から徒歩5分
見学:柵越し

かつて苫小牧には二つの軽便鉄道があり、それぞれ「海線」「山線」と呼ばれました。
「海線」は後に日高本線となる苫小牧軽便鉄道。一方の「山線」はこの車両が活躍した王子製紙軽便鉄道で、苫小牧から千歳川上流の自社用水力発電所と、途中で分岐して支笏湖畔とを結んでいました。建設目的は発電所の建設資材運搬でしたが、後には木材運搬や支笏湖観光需要を受けて一般旅客営業も行いました。

機関車は小樽にあった橋本鉄工所製で、現存唯一の存在。
客車は皇太子時代の昭和天皇が発電所視察のため支笏湖を訪れた大正10年に一般車から改造されたものです。

2両とも東京の「紙の博物館」に保存されていましたが、平成8年に里帰りし、当地に保存されています。

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