場所:岡山県美咲町吉ケ原394-2
行き方:津山から中鉄北部バス高下行きで「吉ケ原」下車。少々不便ながら岡山駅からバスを乗り継いで行くことも可能。
見学:道から見ましょう
「顔」だけながら、73系唯一の保存例と思われる車両です。
現在片上鉄道保存会の協力のもと、吉ケ原駅前で有志による補修が行われています。前部標識灯がありませんが、ちゃんと保管してあって点灯もするとのこと。
この車両は可部線を最後に昭和59年に引退後、広島市佐伯区の模型店で展示されていたもので、店主が亡くなったことで遺族が処分を検討、それを聞きつけたファンによって引き取られました。
この場所は仮置きで「いずれ広島の車両にゆかりのある場所で保存したい」ということです。
今でこそクモヤ90から復元されたモハ63がリニア館にいるので、ロクサンの一族が1両も残らないという事態にはなりませんでしたが、同時期に多くが引退していったSLが当時の風紀もあってか全国あちこちで保存されているのに対して、いくら地味な通勤型とは言え1500両近くが活躍した73系の現存車がこれだけとは、ちょっとあまりの落差だなと思ってしまいます。
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