保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

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場所:フア・ヒン駅前
行き方:バンコクから国鉄南幹線で。バスも頻発。
見学:9時から17時までとありました。定休日や営業期間等は不明です。

タイの「フア・ヒン」は首都バンコクからマレーシア方面へ南下する国鉄南幹線で約120kmの位置にあるビーチリゾートです。
日本人に有名なパタヤなどとは違い、街中には欧米人の姿が目立ちましたが、そんなフア・ヒンの駅前にキハ58と28を利用した図書館がありました。

日本時代の車号を確かめることはできませんでしたが、日本時代の製造銘板が残されており、それによるとキハ58は昭和37年日本車両製、キハ28のほうは昭和43年富士重工製で、こちらは前面がパノラマミックウインドウとなった後期型です。
タイ到着後に連結器や排障器が現地仕様に取り替えられ、さらにタイ国鉄の駅のホームはほぼ地面から乗り降りするような状態のため、それに対応した低床ステップが取付けられていますが、それ以外は日本時代の姿をよく残していました。

車体色はJR西日本の高岡色を思わせる色調ですが、これはタイで実際に運行されていた当時のものとは異なり、図書館への転用の際に塗り直されたと思われます。

タイ国鉄のキハ58系は1997年よりJR西日本から譲渡されたものですが、運転台が現地の車両が進行右側であるのに対し逆の左側だったり、車体が大きいため入線できない路線があったりと使い勝手が悪いため活躍期間は短く、今では少数が工事用の控車で使われている程度であるそうです。

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フア・ヒン駅のホームには絢爛豪華な王室専用の控室があります。
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