保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

その2~の続きです。

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ED76-509です。C55-50のホームを挟んだ向かいに置かれています。北海道で初めて本格投入された電気機関車です。普通列車の電車化で用途が減少して平成6年には青函トンネル用に改造されていた1両を残して全廃。

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スユニ50-501です。スユニ50は車体は新製ながら台車や連結器などは旧型客車から流用した郵便荷物合造車で昭和56年の落成。郵便・荷物輸送の廃止で多くが廃車となったものの、一部車両が救援車代用として東北と北海道に現存します。南向きで日除けになるものが無いせいか、痛みが激しくなっています。
車内は仕分け作業の様子が再現されており、宛名が書かれた封書や郵政職員の制服を着た2体のマネキンが置かれ、なかなか芸が細いです。マネキンのうちの1体は帽子が逆な上に封書を踏みつけていて、不良局員と見えます。

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オハフ33-364です。右はオハ36-125。こちらは車体外板が波打っており、修繕が待たれます。

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DE10-503です。昭和43年から造られた暖房用蒸機発生装置(SG)を持たない入換用で、このタイプはJRへは1両も継承されませんでした。DE10を先頭に小貨物列車が再現されており、手前からワム82506、セキ7342、トラ57964、ホキ2226、ワフ29984という編成。

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ナンバーが欠けていますが、DD51-615です。前照灯上のスピーカーは構内での誘導員への連絡用で、北海道独特のもの。

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救援車オエ61-309です。DD51の次位に連結されています。
昭和9年製のオロ35を起源とし、格下げを経て荷物車化、さらにマニ50の登場によって余剰となり救援車に改造されたもの。戦後鋼体化客車を表す60番台ですが、実際は戦前製32系です。
救援車は鉄道事故の復旧のために現地へ派遣される車両で、この車両は作業員の移送用と控室であったようで、長期間の作業に備えてベッドにもなる長椅子や炊事場があり、今風なステンレス製のシンクが渋い車内で妙な生活感を醸しています。

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スエ78-5です。第二次大戦で被災した車両を戦後の混乱期に資材を節約しながら車体を復旧した、いわゆる戦災復旧車。この車両は二等寝台車マロネ37をオハ77 20として復旧、以後郵便荷物合造車を経て救援車に改造されたものです。3軸ボギー車。
車内には事故復旧用の各種機材が並べられていて、ツルハシや斧など鋭利な機材が多く物々しい雰囲気です。

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左が操重車ソ34、右は大物車チキ6141です。操重車は脱線事故の復旧用にクレーンと回転式キャブを持つ車両で、チキはクレーン収納用に連結されています。

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