保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

都電と蒸機が小学校に保管されているということで、東海道線の吉原へ。

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吉原駅で降りて、旧東海道を東京方面に歩きます。吉原は東海道14番目の宿場町ですが、津波の度に壊滅して再三内陸に移転した結果、今の吉原本町駅付近に落ち着いた宿場が今も市街地になっているそうで、吉原駅前に賑わいはありません。

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駅から20分少々の「元吉原小学校」です。ここに2両の保存車があるといいます。事前に電話で予約していたことを申し出ると、教頭先生が出てきて案内してくださいました。

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校舎とは校庭を挟んだ反対側にこのような建屋がありました。SLの形をしたレリーフがあり、「SL博物館」とあります。校舎の端で野ざらし、なんてのを想像してましたが、なんだか本格的です。

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中に入ると、柵の向こうにバラストまで撒かれた線路があり、SLと都電が載せられていました。
こちらは、C57 30です。壁に背を付けて撮影しましたが、全体は写せません。広角レンズがあればよかった…。

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各部品に名称が記されています。完全に雨風から遮断されているせいか、現役と見紛う状態の良さです。

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運転台に入ることもできます。

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後ろには都電の7000形が置かれています。国鉄とは軌間が異なるため、この部分だけ3線軌道となっています。車番が消されていますが、7024号とのことです。
旧型車からの機器流用で製造されたグループで、台車が種車のものだったり、マスコンが直接制御式の大きなものだったりして、完全新製車で車体も替えられている荒川線の車両とはまったく別物になっています。

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ちゃんと管理されているので、車内は部品の欠損もなく、きれいです。

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が、内装はちょっと荒れています。都電については解説板や部品の説明などはなく、SLのついでに置いてあるといった印象です。地元ゆかりの車両ってわけでもないですしね…。

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保存車手前の通路には、SLの部品や沼津機関区関係の資料などが展示されています。

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SLのしくみなど、かなり詳しく解説されています。規模は小さいながらも、たしかに「SL博物館」と言えます。

見学している間、案内してくださった先生は手持ち無沙汰な様子。都電のことを「これは市電です」と言うなど、展示内容について質問するような感じではなく、長居するのも悪い気がしたので、早々に終わらせました。
入口で名前住所を記帳するのですが、他の見学者は幼稚園や他校の1学級など、団体ばかり。個人が見学に来るというのは珍しいのかもしれません。

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帰り際にパンフを頂きました。児童が制作したものなので、日本語が所々おかしいのはご愛嬌。
パソコンで画像付きの文書を作れるとは、今の小学生は進んでますね。
私も、友達にこのSLはすごいんだということを教えたいところですが、私の友達は鉄ヲタばかりなので、「そんなこと知ってる」と言われそうです。

所在地:静岡県富士市今井3-4-2
交通:東海道線吉原駅から徒歩約20分。
見学:事前申し込み必須。先生が付き添ってくださっての見学となりますので、お忙しい時には対応できない場合もあると思われます。
電話:0545-33-0004
学校のホームページには、児童が制作したSL紹介ページがあります。やっぱり今の小学生すげえ…。

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