保存車とB級鉄道

ようこそいらっしゃいました。当ブログでは保存車や鉄道をフィーチャーしたマイナースポットを紹介していきたいと思います。 てっぱくやリニア館、SLみなかみ号などのメジャーどころについては他をあたってください。

昭和48年に閉山した足尾銅山。現在その歴史を体験できる施設が足尾銅山観光で、昭和55年の開業とのこと。足尾に来たからには、ということでやってきました。

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最寄駅は足尾駅ではなく、一つ手前の通洞駅となります。「通洞」とは鉱山の最も主となる坑道のことを言うのだそうで、足尾の街の中心も通洞駅周辺です。今や過疎化が著しくて、廃墟ばかりですけどね。

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この施設が鉄ヲタ的に面白いのは、坑道内までトロッコ列車で連れて行ってくれることです。かつては坑道手前の旧駅が起点だったそうですが、現在は線路が延長され、入口に近いところに新たな始発駅が設けられています。延長区間は急こう配のためにラックレールが設けられています。

で、これがその始発駅なんですが…なんですか?このブルーシートは…

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無情なお知らせが目に入ります。

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仕方ないので、このように線路沿いを旧ステーションまで歩きます。路面電車の併用軌道のような線路にラックレールが刻まれています。コの字型の鋼材に横からピン差し込んだ「リッゲンバッハ式」で、国内ではここと兵庫県妙見山のシグナス森林鉄道の2箇所のみにあります。

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坂を下りると、旧ステーションがあります。いつもは通過するので、ここから乗れるのはラッキーか?

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小さなトロッコに比べ、ホームは広々とした造り。この日は連休中とあって7割くらいは席が埋まりましたが、一部運休にするほどではないんじゃないかと…

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出発です。トロッコは3両編成で、バッテリーカーのようです。最前部に運転士のおじさんが乗務します。
普段は、こちらの旧ステーションまではラックレール対応のバッテリー機関車が先頭に繋がれます。

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駅名にもなっている通洞鉱に入ります。

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坑内に入ると、空気が急に冷たくなり、気持ちが引き締まる感じです。鉱夫たちもこの暗く冷たい坑内に入ることによって、一日の労働が始まることを感じたのでしょうか。

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すぐに終着駅に着きました。トロッコに乗れるのは片道だけで、トロッコを降りた後は見学コースを歩くことになります。

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坑道の総延長は東京~博多間に相当するとのこと…見学コースで歩ける坑道はほんの一部なのですね。

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坑内の見学コースには江戸時代から…

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閉山間近までの掘削の様子が人形によって解説されています。

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坑道を抜けると展示館があります。現在では廃止された、間藤の先にあった本山駅周辺のジオラマです。これは興味深いですね。

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こちらは、坑内で一部電化された軌道で使用された機関車とのことですが、なんと日本初の電気鉄道の機関車とのことです。

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外に出て、再び旧ステーションを見てみます。2番線もあるんですね。今は2番線には線路が繋がっていませんが。

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坑道側から。旧ステーションの2番線側に分岐する線路は、今ではラックレールの機関車を切り離して退避させるために使用されているようです。この日は当然見れなかったわけですが…

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屋外には、銅山で使用されていた各種車両が展示されています。


トロッコで坑内に入っていくという演出は、鉱山で働く人夫たちが坑内に入っていく気分を体現できるという意味で、なかなか面白いものです。また、銅山の重要性と規模の大きさ、そしてそれとともに栄えていた足尾の姿もよくわかります。特に歴史や産業遺産が好きには楽しめる施設だと思います。

所在地:栃木県足尾町通洞9-2
営業:9:00~16:30無休
交通:わたらせ渓谷線通洞駅から徒歩10分。または、JR・東武日光駅から日光市営バス
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