保存車めぐりの記録

ようこそいらっしゃいました。 保存・放置鉄道車両巡りがメインのブログです。

前回より

ジャカルタ3日目です。

宿から10分ほど歩いて、環状線のカンプン・バンダン駅へ向かいます。

インドネシアは世界最大のイスラム教徒を抱える国ですが、少なくともジャカルタでは街中でお祈りしてる人の姿は見掛けず、アザーンも聞こえません。あまりムスリムの国にいるという感じがしないんですね。

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昼は15分に一本程度の環状線も、ラッシュ時とあって頻繁に電車がやってきます。
線路の向こうの近代的なショッピングモールとこちら側のスラムが対照的です。

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長い編成の荷物列車が通過していきます。

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これより、少しばかり電車から離れて普通に観光をします。

オジェ(バイクタクシー)でコタ駅を越えてさらに北側の港へ。

こちらは、スンダ・クラパ港と呼ばれ、オランダ統治時代の貿易港とのこと。
日本の鎖国時代、オランダ船はここから長崎へ向かったわけですね。今では木造船が犇いて、長閑な風景です。

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水上にまでバラックが広がり、生活臭ムンムンです。一方、背後では高層マンションが建設されています。

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こちらは、オランダ東インド会社がスパイス倉庫として使用していた建物で、現在は博物館となっています。

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インドネシアの歴史がマネキンで展示されています。版図拡大を命ずるオランダ人のお偉いさんといったところでしょうか。

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第二次大戦では、日本は連合国側のオランダとは敵国として交戦し、1942年には日本軍が当時の蘭領東インドに上陸。以後終戦まで日本の軍政下に置かれています。そのため、日本に関する展示もあります。
刀を振りかざして2人の日本兵が上陸してきます。

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鬼のような形相です。

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日本の植民地政策の特徴は徹底した日本人化だったと聞きますが、なるほど確かにと思う内容です。

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こちらは、コタ駅のすぐ北側にあるファタヒラ広場です。
オランダ時代の建築に囲まれ、あたかもヨーロッパを旅してる気分です。

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欧風のきれいな街並みなんですが、こんな感じで、廃墟化した建物も多いです。もったいないですね。

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昼食は「地球の歩き方」に載ってたお店で、「サテ」と呼ばれる焼鳥を頂きます。焼鳥のタレはピーナッツ風味で、日本には無いものですが、濃厚な味が不思議と鶏肉に合うんですね。イイ味です。

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このように店員さんが店先で肉を串刺ししています。紙の上の黒い斑点のようなものは、蠅です。

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昼はクソ暑くてあまり外にいるとクラクラしてくるので、昼食後はデパートなど室内で過ごしました。
夜になって暑さも和らいだので、もう一度ファタヒラ広場へ行ってみました。
多くの観光客が夕涼みをしています。

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最後に、もう一度コタ駅へ来てみると、ちょうど当時1編成のみ稼働していた205系がいました。

翌日の早朝便に乗るために、この後空港近くのホテルに向かったので、日本の中古電車詣ではこれで終わりです。

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長くなりましたが、ジャカルタ近郊の状況はこんな感じでした。

当時(2014年3月)は205系が動き出したばかりの時期で、一部編成の離脱が伝えられる都営6000系もまだほぼ全ての編成が稼働していたようで、良い時期に行ったのかなと思います。
現在現地では最大勢力となっていることが伝えられる205系は、さらに南武線から120両が譲渡されることが決定しているとのことで、今後ジャボタベックは、より205系に席巻されていきそうです。
当然、すでに現地でも古参となった103系や5000系などの廃車も考えられ、今後とも目を離せません。

最近の話題としては、ジャカルタ南部のMRT新線や、ブカシからさらに先のチカランまでの電化及び複々線化が、日本の企業連合によって建設されることが決定しているということで、これは日本の中古電車の働きと無関係ではないでしょう。
ジャカルタからスラバヤを結ぶ高速新線についても日本の企業連合が新幹線方式による受注を目指して積極的に動き、日本優位とも伝えられていました。しかし、残念ながらジョコ・ウィドド新政権に替わった直後の今年1月、高速新線計画の中止が発表されています。

日本ではすでに見られなくなった様々な車両が、再び日本時代さながらに多くの乗客を乗せて活躍しているジャカルタは、鉄道ファン、特に通勤電車ファンならばきっと誰もが楽園のように感じられると思います。

変化の激しいアジアの鉄道、恐らくジャカルタ近郊も例外でなく、今後日本車同士の新旧交代が急速に進むなどして、お伝えしたような玉石混合たる状況は遠からず過去のものとなるかもしれません。

「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、まだ行かれていない方は、是非一度、ジャカルタを訪問されてはいかがでしょうか?



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